2012夏の開陽台


 

夕暮れの開陽台


 津別峠を下って屈斜路湖に着いたのが17時半。去年は開陽台に立ち寄らなかったことだし、今から急げば日没ぎりぎりに到着できるかな、と思い中標津を目指した。虹別原野を走っている間に陽は沈んだが、開陽台には夕焼けが燃え残っていた。

 

2012開陽台

 

 今年のキャンプサイトは上の画像のような案配。今年は若いツーリングライダーがそれなりにタムろっていて、それが何より嬉しかった。リターンライダー、ハーレー族、旧車族ばかりのバイクブームというのは、何とも悲しいし、オートバイに対して共有できる価値観もない。開陽台も、ここ数年、「そんなの」ばかりで埋め尽くされていた。

 

 

中標津花火大会

 

 オートバイというのは「反抗的な乗り物」だと常々思う。世のあらゆることに「No」と言い切れる気高さを持つ者のための乗り物だと。車の流れに乗ってタラタラ流したり、”カッコつけ”や”能書”ばかりでヨレヨレ走るなら、乗らない方がマシだと思う。オートバイが故に夭折してしまった友人・知人達を忍ぶに、”その気高さ”は決して忘れてはいけないことだと肝に念じている。

 

中標津の露天

 

 その晩、中標津の町は花火大会でささやかに賑わっていた。中標津にはいつも、夏のロマンがある。

 

 

 

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