どんなに輝く夏の一日も、生きてゆく限り、置き去りにしていかなければならない。
どんなときめきも、ながらえようとすれば、色あせてゆく。
年毎に夏を手放し、諦めながら、僕らは生きてゆく。
それでも、ある夏、ある日の、ささやかな出会いが、人生そのものを変えてしまうこともあるのだと、信じていたい。
あの夜の流星群は、今も君の心を流れているだろうか?