いざ出発・4月27日(日)編


どうせ大阪まで走るのなら、道程の途中で彦根に住むS嬢と久々に再会しようと思い、出発に先立って電話連絡した。
「南港から志布志までフェリーで渡って、佐多岬でホクレンの旗振って帰ってくるんだ」てな案配で九州ゆきの話を始めると・・。
「いいね、それ、GWは私もあいてるから一緒に行く」と言い出した。
GW10連休なんて、俺にとっては必死の思いで獲得した休日なのだが、一流企業の社員様にすれば何でもないのね、ああそうなの。


ううむ、「旅は道連れ」ともいうし、まあひとりでいくより楽しいのは確かなのだが・・・。
唯一の難点は、彼女と一緒だと、日毎の走行距離が伸びず、無理な日程は組めないという、ただ一点。
「帰路は自走だから、連日400-500Km走るよ」
「うん、わかってる」
「わかってるって、平気?」
「平気って、なにが???」
といった、会話の展開で、結局S譲と同行してのツーリングとなった。

そんな経緯から4/27は夕刻までに彦根までたどり着いて、S嬢と夕食を共にし、同地で一泊。
翌朝(といっても昼前)彦根をでて南港まで走り、同日の夕刻発の志布志ゆきフェリーに乗り込むことになった。

4/27(日)は埼玉から彦根まで高速道路ばかりで走りきるつもりでいた。
本庄IC−上信越道ー更埴JCTー長野道ー岡谷JCTー中央道ー小牧JCT−名神高速ー彦根ICで450km強。
まあ3-4時間も見ておけば十分だなあと、 結局正午過ぎになってようやく自宅を出発した。
上信越道を走り出して20-30分、高速道路ばかりも飽きるなあと気が変わり、佐久ICで一旦高速を下りる。
その後R142を経て大門街道に入り、白樺湖をチラッと眺めて、諏訪ICから中央道に乗り込んだのが午後2時過ぎ。
諏訪からは中央・名神ともにペースよく流れて、午後4時過ぎには彦根に到着してしまった。

 

本庄ー彦根
4/27のルート図(クリックで拡大地図が開きます)

 

 


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  コラム

携行工具

 お世話にならなくて済むならその方が良く、持っていてもお世話になるのは希な車積工具である。持っていなかったとしても、JAFやらバイク屋やらGSのお世話になれば、大概は事足りてしまうのが昨今の日本の交通事情。「やっぱり工具を持ち歩いていてよかったよ」なんて思うのはせいぜい5年に一度か、10年に一度くらいのことなのだろう。
 それでも、いつの頃からか習慣になり、通常想定しうるトラブル全般に対応できるだけの工具を、毎度携帯して旅に出る。今回のツーリングで持ち歩いた工具は下の写真の通り。細かな説明は省くが、バイクに乗り慣れた人なら、「ははん・・」と思うなり、「あれが足りない、これが余分だ」とそれぞれに思うところがあるに違いない。

車載工具一式
クリックで拡大写真が開きます

 

 バイクの場合は如何にこいつらをコンパクトにまとめて積載するかが問題なのだが、XJR1300の場合には、シート下のスペースが結構広く、そこに全て収納可能である。

パッキングされた車載工具
パッキングされると比較的コンパクトになる

 この他、たとえば点火コイルだとかイグナイターだとか、或いは古タイヤを組んだホイールだとか、ちょっとした換装パーツは、出発まえに車庫のわかりやすい位置にまとめておいて、いざという時に宅配便で発送してもらえる準備をしておく。
 エンジンの内部損傷やら、大転倒とかはいたしかたないが、何とか取り繕える範囲のダメージなら、陸送とかのお世話にはならず、自走で帰りつきたい。

 ところで、今回のツーリングでは、タイヤのパンク修理剤が大活躍。パンクのようでパンクでない、ある事件は、後日のコラムで。