NAVIの効能

DAYTONAのナビ「迷WAN]
2001年のことだったか、夏の北海道ツーリングに際して、「ナビがあったら便利かもしれない」と考えて、当時使っていたパナソニックのハンディナビ(CD-ROM版)をバイク(Z1)に積み込んでみた。
アルミ板を加工してつくった自作のマウントを用いてハンドルに固定したのだが、これが全くといっていいほど機能しなかった。エンジンを始動せずに停車している状態でバッテリーのみで給電している時はキチンと機能するのだが、ひとたびエンジンを始動するやいなや画面がフリーズする。

パナソニックポータブルナビGA15
正常に機能しない原因は二つ、一つが点火系から発する電気ノイズで、もう一つが振動。点火ノイズに関してはプラグをレジスター入りのものに交換し、ナビへの電源経路にノイズフィルターを組み込むことで解決。振動に関しては、ハンドルにマウントする限りにおいては、いくらクッション材で干渉しても不十分らしく、ピックアップがCDを読み込めない。いたしかたなく、タオルの如きものをたんまり詰め込んで成形したタンクバックの上面にナビを配置することでようやく正常に機能するようになった。
その後ロングツーリングに際してはナビを携行するのが習慣となったのだが、昨年から上述のハンディナビに代わって使い始めたのが写真のDAYTONA「迷WAN]。地図データは1GのSDカードに入っていて、CD-ROMナビのように振動に対する対策も不要だし、内蔵のリチャージャブル・バッテリーでも稼働するので、電源系のノイズに対する対策や電圧の安定化が不要。もちろん消費電力も少ない。マウントキットも付属していて、下の写真のように簡単にマウント可能である。

キットを使って簡単にマウントできる
「バイクにナビって必要なの」という問いに対しては、各人の価値観が様々なので答えようがないが、あるとやはり便利。
今回のツーリングは別にして、ひとりのツーリングの時は、僕はほとんど走りっぱなしで止まらない。タンクバックの地図も走りながらページをめくるほどである。それから、できるだけ国道以外の地方道を選んで走るようにしている。その地方の風情を堪能できるし、少々遠回りになっても道がすいていて快適だからである。林道等に潜り込んでしまって、たとえ画面上に道が表示されなくても、自分の現在地がわかるから心強い。このような走りをする者にとっては、地図にない便利さがあり、走る道の選択肢も増える。
何より便利だなあ、と思うのは宿泊施設を探す時である。行き当たりばったりで宿を決めるようなツーリングにおいては、電話番号からピンポイントで宿の位置を示してくれる。この「迷WAN」に関しては、過去のツーリングにおいて利用した宿は全て正確にその位置を示してくれた。
機能的な不満点は二点。プロセッサーの演算速度とメモリー容量が不足気味で、ルート設定を施しておいて、頻繁にリルートを繰り返すようなケースで(首都高などで混雑表示を見て自分で経路を変更するような際)フリーズが発生する。もう一点は、もう少々細い道まで表示される詳密図が欲しいという点。もしかしたら、これらの点はは最新モデルでは既に解消されているかもしれない。いずれにせよ今度SDナビはSDHC対応となるだろうし、それに伴ってスペックアップが図られるに違いない。それでも、僕にとってはこのBZN-400でまだまだ十分。
SDナビは昨今低価格が進行していて、昨年僕がこのBZN-400を購入した際には定価67,000円で、実売価格もその一割引程度とまだ高価だったが、最近は実売価格2万円台なんてものも出回っている(しかもGPSレーダー探知機付だったりする)。これら安価のものを購入してバイク用のマウントは自作するというのも一案だ。
ただし、バイク用アフターマーケットパーツ(特に電装品)は十分な製品テストが行われないまま販売されるケースが多い。いざ購入はしてみたものの満足に作動しなかったなんていうことも起こり得る。価格だけで判断せず、機能面での口コミ等を確認してから購入するのが賢明である。
えっ?、雨の日はどうするのか、って?。ビニール袋を被せてつかうのよ^−^。
(BZN−400には専用の雨カバーが付属してます)
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