ETC

本当は「もう少し安くなってから付けよう」と思っていたのだが、今回の九州行きでは高速道路を結構な距離走りそうだったので、仕方なく出発前にETCを付けた。
二輪用ETCにも「らくらく導入キャンペーン」なるものがあって、二輪用ETCの新規装着に関して、所定の条件を満たせば。ORSEが装着費用の内、15,750円を負担してくれるらしい。早速自宅付近の助成キャンペーン取扱点を調べてみると・・・、出ました怪しい店のオンパレード。こんなところでバイクさわられたくないよ、みたいなバイク屋・パーツ屋が軒を連ねている。かの有名な量販チェーン点は、助成制度を取扱っておらず、国内4メーカーの正規販売店にしても、その名を連ねているのはごく僅かに過ぎない。

アンテナ部
まあ世の中利権が全てなのは承知しているので、ORSEを新参天下り団体呼ばわりする気もないし、二輪用ETCの独占開発が「他メーカーが名乗りを上げなかった」なんて名目で「なんで『日本無線』なの?」、なんて聞く気もない。だから、この助成制度の取扱店が「こんな」なのも諸事情あるに違いないと諦めるのが往生際の良さ。「まあ金がないわけじゃないからいいもーん」と開き直って、なじみの量販店で4万弱払って取り付けてもらい、配線および取り付け位置は後日自分で修正することにした。

表示部(左上の赤いLCD)
ETCは便利だし、料金割引もあるし、いいことずくめなのだが、バイクを複数台所有していても、二輪用ETCが現在並の価格を保つ限り、二台以上購入するつもりはない。先述の問題を声高に叫んだり、いわゆる「自主運用」の反骨ぶりを賛美したりもしない。自分なりの社会への憤りと、世の中様の折り合いのつけどころってのは、結局自分が一番得して楽するところにすぎなくて、現状それが一台目のETCってことであるに過ぎない。
|